教室では、こんな声をよく聞きます。
「家にはゲームやテレビがあるから誘惑があり、勉強できない。」
「勉強しようとしても友達に誘われて遊びにいって勉強する時間がない。」・・・
言い分はわかりますが・・、甘い!^_^本気のやる気がないともいえます。
“勉強できない原因は環境や自分以外にある・・だから勉強できない”というのは、自分の中で逃げ道をつくっているのです。
成績を上げるためには家での時間まったく勉強していなかったり、集中できないのは、大変痛手です。
“今のままではだめだ、成績を伸ばしたい!”“もっとわかるようになりたい!”“高校に合格したい!”・・などと本気で思うなら、なんとか方法を考えましょう。
そのためにも、「環境は自分で作る」と考えるようにしてください。
たとえば、家にゲームがあって勉強できないとします。それであれば、目に飛び込まないようにゲームを段ボールに詰めて押入れに入れてしまうことを勧めます。ゲームをやる時だけ出せばいいのですが、出し放しの時よりする回数も減るはずです。
またテスト1週間前からテストが終わるまでは絶対しないと決め、段ボールにガムテープで封をしてしまいましょう。
そして友達に誘われると断れないなら、友達には誘わないようにしてもらう。自分からだけ誘うようにする。また会う日を〇曜日だけと決めてしまう。テスト前は絶対お互い誘わないと決め合う。それで友人関係が悪化するようならその友達とはそれまでの関係と思えばよいでしょう。冷たいようですが自分にとって何が今大事かを決めるべきです。
中学までは、みなさんがどのように勉強すればいいかを考えなくて済むように、先生が詳しく黒板に書いてくれたり、まとめてくれているプリントを配布されたり、問題集の〇△ページまでをテストまでにやっておきなさいと細かく指示したりなど、それで最低限のテスト勉強が短時間でもできるものです。
また家で勉強できない生徒は塾で自習をするということもできます。
しかし、大きく成績を伸ばすため、いい点を取るためには長時間家でも集中して勉強できるようになる必要があります。
高校、大学と進むにつれて、勉強はそんなに甘いものではないのです。だから将来のためにも、自分で勉強の仕方を考えて進めるための訓練を、今してほしいと思います。そのためにも勉強をするための環境は自分で作る、自分で変えることを実践しましょう。
勉強できないこと、環境のせい、人のせいにしないでください。勉強は他力本願ではなく、自力本願でやるものなのです。しばらくはきついですが、次第に慣れてきます。ぜひがんばってください。