物事を成功させるための秘訣は何かというと、当たり前のようですが、『始めること』です。(4月号でも書きましたね)“始めてしまえば半分成功したも同然”です。
たとえば、英語を話したいと思う人は世の中にはたくさんいますが、実際に話せるようになるくらいの本格的に英語を勉強をしている人は多くはいません。とにかく、まず始めることが大切なのです。
そして残り半分の秘訣は何かというと、それは『続けること』です。長期間継続することが勉強を成功させる秘訣です。
たとえば、苦手科目の成績を伸ばすためには、1、2週間続けても確実に上がるとまではいえないでしょう。ほかの生徒もそれなりに頑張っているからです。
ましてや高校入試や大学入試(中学入試もです)では、大量の知識が必要になるわけですから、1か月どころではありません。だからこそ、継続の習慣が必要になってきます。
多くの人は、短期間なら毎日頑張れるのに、何日かたつと勉強しない日が出てきます。
このような人は「勉強とは1日1時間以上やらないといけない」などと、勉強のハードルを高くしていることもあるかと思います。たとえばクラブなどで疲れて1日1時間はできないなと思うと、「もう今日はやめとこう」と、何もやらないのです。そして結局勉強を継続できなくなってしまいます。
そのような事を避けるためには、疲れた日でも最低1日3分でもいいから毎日勉強することです。
何も「さあ、やるぞ!」と意気込んで机に向かわなくても、場所はどこでもいいし、ごはんを食べながらでもいいので、何とかノートや塾のテキストを開けてみてください。ここでも“始めること”が重要なのです。そして、いったん始めると3分では終わらない可能性もあるし、3分でも「ああ、今日みたいな疲れた日でも少しは勉強したぞ」と小さな達成感は出ます。そしてそうしていくうちに毎日やらないと気持ちが悪いくらいになればしめたものです。
1日の勉強時間のノルマは低く設定してみて(続けられる人は高くてもいいですよ^^)、まずは“続けること”を目標にしてみてください。そうすれば勉強を継続する習慣が自然と身につきます。